
私もよく利用しているウーバーイーツ。実はちゃっかり株主ですw 今回はUberについてまとめました!
何の企業?
正式には「Uber technologies(ウーバーテクノロジーズ)」
アメリカのテクノロジー企業です。
ライドシェア・フードデリバリー・宅配便・クーリエ便・貨物輸送を行っています。
この中のフードデリバリーが皆さんご存知の、Uber Eatsです。
Uberは、世界900以上の都市圏に展開をしています。推定月間のアクティブユーザーは9300万人!!
思ったよりも増えていました。
Uber Taxi について
UberTaxiは、地域の提携タクシー業者にアプリで配車依頼ができるというもの。
2014年に日本でタクシー業界に参入。当初は東京のみの展開でした。現在は9都市に展開!
料金ですが、利用状況に応じて変動になります。例えば、雨の日・深夜の時間帯は利用客が増えるので料金が高くなります。
アプリ内で全て済ませられるのが良いところ。「目的地がちゃんと伝わるかな」という心配はありません。会話を控えたい・会計のやりとりを控えたいというコロナ対策にもなります。
車種を選べるので、荷物が大きい・人数が多い・ゆったりと乗りたいなどに応じて配車依頼できます。
なぜなかなか利用客が増えないか?
2014年に日本に参入しているはずですが、ここ最近やっと知っている人が出てきたのかな?という印象です。
もう少し利用客が増えていてもおかしく無いはず。
問題の一つは「ドライブパートナーが増えなかった」ということ。
日本でお客さんを乗せて運転する場合は「普通自動車二種免許」が必要になります。その為、初期費用・手間・時間が必要になり、なかなか希望する人は居ません。
ですが、2018年から方針を変更。タクシー会社と提携をするようになりました。
そしてもう一つの問題は「Uberの悪い印象」です。
ニュースやネットでUberEats配達人の迷惑行為等の問題を目にします。保険などの問題もありました。ここ最近落ち着いてきたなと思いますが、参入当初はかなり批判をされていました。
そんな会社に運転をお願いするなんて・・・と感じて最初から目もくれない方も多いです。
特に日本人は安全・丁寧・清潔を気にする人が多いので、印象の影響は大きいです。なんとか良い方向に持っていけると良いですね。
騒ぎも落ち着き、方針も変えているので、これからどんどん利用客が増えることを期待します。
株について
株価

Uberはグロース株と言われていて、配当金はありません。
「グロース株とは?」
成長株とも言われていて、業績・株価が市場平均よりも高いと評価されている銘柄のこと。新規参入で勢いがある銘柄や、急成長の企業が多い。
配当金を出すよりは、設備や事業に投資を集中させ更なる成長を目指す企業が多い。
グロース株に投資をすることを「グロース投資」と言われている。メリットとしては、株価の大きな上昇が狙えるということ。デメリットとしては、配当金が無いこと・先が不透明な為銘柄選びが難しいということが挙げられます。
配当金がないので、配当金目当ての方はあまり気が乗りませんね。

ライバル続出
Uberは事業を開始当時は、新しい試みをしているとして高く評価されていました。ですが、手法が真似しやすい為、ライバルが続出し成長が滞っている状態です。
UberTaxiでは各国のタクシー企業や、ライドシェア事業とぶつかり合っています。政府の反発を受け、ウーバーが禁止されている地域もあるとか・・・。
UberEatsでは、日本でも出前館・Menuなどの配達サービスのライバルが次々と出ています。
自動運転車事業を売却
実は、Uberは「自動運転事業」にも力を入れていました。
自動運転ライドシェア車両の開発とその実用化に向けてトヨタと提携し、2021年に実現できるように動いていました。
しかし、2020年12月。アメリカの自動運転技術企業のオーロラがUberの自動運転開発部門を買収すると発表。
この事業では2018年の米アリゾナ州での走行試験にて死亡事故が発生しており、開発が一時中断していたこともあります。
更にコロナの影響での赤字も続き、手放さざるを得なかった様子です。
ちなみに「空とぶクルマ」の事業も展開していましたが、自動運転車事業と同様売却をしています。
売却したのは、米ジョビー・アビエーション。トヨタも出資している航空宇宙企業です。
今後について
今季の決算では、タクシー運転手の採用にコストがかかり良い結果とは言えませんでした。
黒字化の目標もなかなか達成出来ていない状況です。
ですが、今まで力を入れていた自動運転・空とぶクルマの事業から撤退し、ライドシェア・フードデリバリーに集中することが出来ました。
事業を売却してのが吉と出るか凶と出るか・・・。今の段階では分からないですね。
コロナ収束後、ライドシェアの需要が増えて波に乗れることを期待しています!