皆さん「プロセス褒め」って聞いたことありますか?
子供の教育って正解が無いので、なかなか難しいですよね・・・。
話題の「プロセス褒め」効果的な褒め方を学びましょう!
プロセス褒めとは?
プロセス(=過程・工程)。文字の通り、『過程や工程を褒める』ことです。
皆さん(私も)やってしまいがちなのが「結果を褒める」こと。凄いね!上手だね!ではなく、どれぐらい頑張ったのか、どうやって成し遂げたかの部分を褒めます。
結果のみを褒めたら
もし、このまま結果のみを褒めるという教育をした場合。「結果を出した!それまでの過程はどうでもいい。」という考え方になってきます。
テストの点数が良ければいい=勉強を頑張らなくてもいい点数が取れればいい=簡単に点数が取れる方法を考える=カンニングに繋がる
と、こういった流れになってもおかしくありません。テストの点数が良いことに間違いは無いのですが、勉強で培う「集中力・暗記力・読解力・論理的思考」などが身につきません。
プロセス褒めをすると
「プロセス褒め」教育法をした場合、「努力したことを認められた。努力することに意味がある。」という考え方になります。
コツコツ勉強をすることで、自分に合った勉強法が見つかり、学力がアップするかもしれませんね。
また、大きな壁にぶつかった時。例えば、「受験」。
希望の高校・大学に受からなかった場合、かなり落ち込みますよね。そんな中、「受験に向かって頑張ったことに意味がある。この集中力を活かして今後も頑張ろう」と切り替えが上手くできるようになります。
大人から子供へ壁を乗り越える方法を教えることは、難しいです。普段から「壁にぶつかった時の対処法・考え方」を身につけたいものです。
【例】絵を描いてくれたら
例えば、娘がパパに絵を描いてくれたとします。
「わぁ〜すごいね!上手だね!綺麗にかけたね!」と結果を褒めがち。
でも、もしその絵を描くのに娘は3日も描き続けていたとしたら。沢山の色を使い、パパの特徴であるヒゲやメガネを何回も描き直していたら。
娘は【3日も頑張ったのに。パパのメガネ頑張って描いたのに。描いたことを褒められるんだったら、適当に描いて見せればいいや】となってしまうかもしれません。
その時にプロセス褒めをしていれば。「時間をかけて描いてくれたの?パパの特徴良く掴んでるね!納得いくまで頑張ったんだね」と言っていれば、娘はまた努力して更に上手に描こうという気持ちになります。
理想の親と上司へ
皆さんの「理想の親」とはどんな人でしょうか?そして「理想の上司」とはどんな人でしょうか?イメージしてみてください。
なんとなく似ている気がしませんか?
言わないといけない部分は口頭でしっかりと伝え、見守る時は見守る。結果などの表面だけではなく、内面もしっかり見て評価する。会話を沢山し、考えていること・気持ちを伝え合う。守るばかりでなく、少し離して自立させる。
ご覧の通り、通ずるものがあると私は思っています。そんな親になりたいですよね?そんな上司になりたいですよね。そして、子供も将来そうあってほしいものですよね。
そのために、私たち親が少しずつ意識をして接していきたいものです。
いかがだったでしょうか。
頭では分かっていても、なかなか実行出来ないのが本音です・・・。
「プロセス褒め」私も意識して取り入れたいと思います。