投資のキホン編!
割安株ってどうやって探したらいいのか?
調べてみました。
3つの目安
PER(株価収益率)
割安株を探す目安のひとつとして、最も有名な「PER」。計算式はこちら。
- 株価➗1株当たりの利益
「株価が1株益の何倍になっているか」を見ます。ちょっと考え方が難しいですよね・・・
- 【例】
- 1株あたり 年100円の稼ぎがある会社A
- 現在の株価1000円 👉 PER10倍(1000➗100)
- 1株あたり 年100円の稼ぎがある会社B
- 現在の株価2000円 👉PER20倍(2000➗100)
- 1株あたり 年100円の稼ぎがある会社A
この場合、会社Aが「こんなに利益があるのに、株価は安すぎない?=買い時」ということが分かってきます。逆に、会社Bは「利益の割には、株価が高すぎない?=買い時ではない」となります。
なのでPERは、数字が低いほど割安!となります。
目安の基準は、15倍が通常と言われています。ですが、業界によって異なるそうなので要注意。調べた上で判断した方が良さそうです。
PBR(株価純資産倍率)
PBRは「株価が1株当たり純資産の何倍まで買われいているか」を表します。計算式はこちら
- 株価➗1株当たり純資産(BPS)
「純資産」とは、企業の総資本から負債を除いた額です。これまでの企業活動の結果として、現在企業が保有している独自の資産のことです。
PBRの目安の数値は1倍。株価に対してどれくらいの資産を持っているかの指標なので、PBRが1倍の時、株価と1株当たりの純資産は一致しています。PBRが1倍のときに、もし企業が解散したとします。理論上では、投資した額と同じ金額が戻ってきます。
ROE(自己資本利益率)
ROEは「純資産(自己資本)に対して、どれだけの純利益を生み出したか」を表します。計算式はこちら
- 当期純利益➗自己資本✖️100
もう少し砕けて言うと、「企業が自己資本をいかに効率的に運用して利益を生み出したか」が分かります。ROEが高い会社は、自分が投資したお金を使って効率良く稼いでいる会社ということになります。逆にROEが低い会社は、経営効率の悪い会社と判断されます。
ROEの目安は、10%〜20%であれば優良企業と判断されます。
売上高営業利益率
3つの目安で判断するだけでは、まだ不安が残ります。今度は、これから成長するのか?を判断する必要があります。
割安株の株価が上昇するために必要な「利益の成長力」を見極めるには「売上高営業利益率」が指標のひとつに使われます。本業の利益を示す営業利益が売上高に対してどれだけ占めるかを表します。
- 営業利益➗売上高✖️100
高いほど競争力が強いと判断されます。
平均は、建設業3.8%・製造業4.0%・卸売業1.7%と各々かなり異なってくるので注意してください。
まとめ
いかがだったでしょうか。割安株を探すのは難しいですが、投資の楽しさでもあります。以上のポイントだけでなく、企業をしっかり調べて判断することをオススメします。なるべく損をしないよう、慎重に選んでいきましょう!
ご覧いただきありがとうございました。
皆さんの参考になると嬉しいです!