今回は米国ETFの人気ランキングを紹介します!!年々、ETFデビューする方は増えています。今後のETF選びの参考になれば嬉しいです。
米国ETF人気銘柄トップ5
SPYD
1位は高配当目当てなら保有していたい「SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF」です。
米国S&P500指数構成銘柄のうち、高配当利回りトップ80銘柄に投資をするETFです。
組み入れ銘柄のセクター比率はこちら👇
高配当なので、金融・エネルギー系が多いです。
設定日は2015年10月。歴史が浅いので、成績などは判断しにくいところです。
SPYDの難点は、あくまでも「高配当」が目標なので「成長性」としての面では劣ります。
セクターも見て分かるように偏りがち。そしてAppleやMicrosoftの有名どころは組み込まれていません。
なのでSPYDを中心に投資をする!というのはオススメではないかと思います。
ですが高配当はバンザイ🙌資産を増やすにはもってこいなので、自分のポートフォリオに組み込むのはいいかと思います。
そして、1月・7月にリバランス(銘柄の組み替え)が行われます。VOOなどは四半期で行われますが、SPYDは半年に一度なので注意です。
VOO
VOOの正式名称は「バンガード ・S&P500ETF」と言います。
ETFを始める方は一番よく耳にするETFかと思います。
構成銘柄は約500銘柄。米国企業の中で「流動性のある大型企業」の中から選ばれています。
その中にはお馴染みのAppleやAmazon・Microsoftが入っています。
米国株の強さがチャートを見てよくわかります。コロナ暴落はどこへ?と思わせるほどの強さ。
ETFのメインとして、長期で保有していたいETFですね。
ただ、米国株のみ保有することになるので、他のETFも組み込んで分散投資をすることは必須になりますね。
詳しくは、他の記事で一度取り上げているのでご参考までに👇
VYM
VYMの正式名称は「バンガード・米国高配当株式ETF」です。
構成銘柄数は約400銘柄。SPYDとは異なり分散されていて安心感はあります。その分、利回りは低くなってしまいますが。
そして歴史がある!というのも大きいです。
一番気になるのがセクター比率ですよね。
金融が2割占めているのには変わりはないですが、それ以外のセクターがかなり違ってきます。
先ほど紹介したSPYDと異なり、不動産(REIT)を除外しているのが特徴。その分、生活必需品・ヘルスケアが入ってきています。
大型株の中でも、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を重点的に組み入れています。
リバランス(銘柄の組み替え)が四半期に一度行っているETFが多い中、VYMは年に一度。
ポートフォリオの回転率を低くしているのも特徴です。
VTI
VTIの正式名称は「バンガード ・トータル・ストック・マーケット」です。
特徴としては、米国企業の大型株・中型株・小型株の約3500銘柄を組み入れています。
ここがVOOとの違いの一つでもあります。
なので米国企業全体に投資したい!という方におすすめです。
チャートも綺麗な右肩上がり。
VOO・VTの違いとして、一度記事で取り上げているので参考までにどうぞ👇
QQQ
QQQの正式名称は「インベスコQQQトラスト・シリーズ1ETF」です。
ベンチマークはナスダック100指数です。
ナスダックに上場している企業の中で、主要な企業約100銘柄を組み込んでいます。
ETFの中でも経費率は低めと言われていますが、VTIやVOOと比べるとやっぱり高めと思ってしまいます。
QQQとVOOとの違い
似たようなETFとしてVOOが挙げられます。
VOOとの違いは「組み入れ比率」です。
VOOの構成銘柄は約500銘柄なので、その分有名企業の組み入れ比率が低くなっています。
例えば有名企業の中で少し見比べてみると・・・
VOO | QQQ | |
---|---|---|
Apple | 6.73% | 11.44% |
Microsoft | 5.60% | 9.44% |
amazon | 4.36% | 8.31% |
とQQQの方が断然比率が大きいです。
VOOはアメリカ企業の中でも少し幅広めの投資。QQQはもっと「アメリカの有名企業を中心に投資したい!」という方向けですね。
トップ5を見比べてみた
トップ5を見比べてみました。
SPYD | VOO | VYM | VTI | QQQ | |
---|---|---|---|---|---|
運用会社 | State Street | Vanguard | Vanguard | Vanguard | インベスコ |
ベンチマーク | S&P500高配当配当上位80銘柄均等 | S&P500 | FTSEハイディビデント・イールド・インデックス | CRSPUStotalmarket | ナスダック100指数 |
構成銘柄 | 約80銘柄 | 約500銘柄 | 約400銘柄 | 約3500名柄 | 約100銘柄 |
株価(USD) | 38.50 | 364.30 | 101.09 | 206.69 | 319.13 |
配当(USD) | 2.26 | 5.38 | 3.00 | 3.44 | 1.76 |
配当利回り | 5.85% | 1.48% | 2.96% | 1.67% | 0.56% |
経費率 | 0.07% | 0.03% | 0.06% | 0.03% | 0.2% |
特徴 | 金融・エネルギー系多め | 流動性のある大型企業 | REITを除外 | 米国企業全体への投資 | 米有名企業を中心 |
成長性にはかける | 分散されているのでGAFAの比率は低め | ポートフォリオの回転率を低くしている | 大型〜小型株までが投資対象 | 経費率が少し高め |
いかがでしょうか。それぞれ特徴があって魅力のあるETFですね。
人気だからと買う!!それは決して良い投資方法とは思いません。
今回は人気トップ5を取り上げましたが、このETFが何故人気なのか?そして自分のポートフォリオに組み込む必要があるのか?
それを考えてから、投資をするようにした方がいいと思います。
いかがだったでしょうか。人気があるだけあって、どれも魅力ですね!ETFのデビューやポートフォリオの作成に参考になれば嬉しいです!