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SBUX「米スターバックス」お手本にしたいビジネスモデルとは!

投資
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みつママ
みつママ

私が保有してから上昇中のスタバ。米国株の個別銘柄で保有銘柄に悩まれている方はオススメです!

日本でもスタバは2014年まで上場していましたが、現在は米国本社のTOBにより上場廃止しています。

株価情報

日本円で1株1万円ちょっとで保有できます。

気になる配当ですが、配当月は4回。2月・5月・8月・11月です。

連続増配記録は11年!!どんどん増配しています。

チャートもぐんぐん右肩上がりで良いですよね。コロナの暴落後もしっかりと上昇しています。

私も個人的にスタバが好きなので数株保有していますが、常に含み益!好きです♡

2005年に低迷後、2008年から順調に伸びています。何がきっかけだったのか、戦略も含め見ていきましょう。

企業情報

ハワード・シュルツ氏の存在

2005年〜2009年に一度低迷しています。ファーストフード店などの競争の激化の影響、そして以前までCEOだった「ハワード・シュルツ」氏が一度離れたこともあり、企業危機となりました。

しかし、2008年に再度ハワード・シュルツ氏がCEOに就任。奇跡の復活!!

シュルツ氏は、人材不足による接客の質の低下を防ぐためアメリカの約7000店舗を休業し、バリスタ・従業員の再教育に投資をしました。

低迷期に試行錯誤した結果、失われつつあったブランド性の再構築にも力を入れました。

結果を次々と出していくシュルツ氏が、最も大切としているのは「誠実さ」だそうです。

リストラを回避出来ない危機に直面している状況を従業員に素直に伝え、従業員の家族を不安にさせてしまっていることへの謝罪をしました。

こういった人としての誠実な部分や、基本を見直すところが復活への道を切り開いたのでしょうか。

独特な社員教育

「従業員の満足度は、顧客の満足度に繋がる」という考え方から、他とは少し異なった教育をしています。

従業員がスタバで働くことに「誇り」を持てるように。従業員が誇りを持って働くことで、自然な笑顔や気配りが出来るようになります。

顧客ファーストだからこそ、従業員を大切にする。ということですね。

サードプレイス

スタバのビジネスモデルは、「コーヒーを売るのではなく、サードプレイス(第3の場所)を売っている」と言われています。

サードプレイスとは?

ファーストプレイス(自宅)セカンドプレイス(職場)ではなく、自分らしさを取り戻せる第の場所のこと。ビジネスマンが大きなストレスを抱え、自殺・過労死が目立ち始めた頃から使われ始めた言葉。

コーヒーを提供する場ではなく、くつろげる空間を提供する。それがシュルツ氏の考えです。

一般的に、カフェ等のサードプレイスは顧客の滞在時間が長くなります。滞在時間が長いと回転率が悪くなり、利益に関わってきます。

レストランやカフェの多くには「滞在時間の制限」が設けられていますよね。私も学生時代の頃、勉強場所に困ったものです。コンセントがあるとありがたいのですが、それも撤去されている所が多いです。

ですが、スタバは時間制限を設けず、コンセントの設置もあります。あえて滞在時間の長い顧客を受け入れています。

あえて受け入れることで、「顧客が離れていかないように。愛されるような空間作り」が実現できます。

回転率が悪い分、単価を高めに設定しないといけない部分は出てきます。ですが、そこはブランド性でカバーしています。

いかにサードプレイスとして利用してもらえるか。それが低迷後の奇跡の復活に繋がりました。

フォースプレイス

驚いたのが、第3だけでなく第4の場所にも手をつけていたことです。

フォースプレイスとは、TwitterやFacebookなどの「デジタル空間」のこと。

これによって、スタバの店内でしか出来なかった経験を店外まで拡張することが可能になりました。

2010年、米スタバでは「SDN(Starbucks Digital Network)」が誕生。WiFiを無料開放することで、SDN用に提供されているウォールストリートジャーナル・音楽・映画が無料で楽しむことが出来ます。

このSDNがあることで、出勤前にコーヒーを飲みながらニュースをチェックをする顧客もいれば、待ち合わせの間に音楽や映画を楽しむ人も。

「コーヒーを飲むくつろげる空間」よりも一歩進んだ、「意味のある・目的を持った場所」に進化しています。

広告をしない

スタバのCMって見たことありますか?おそらく、無いかと思います。

それは「店舗でのスタバ体験そのものが、マーケティング活動だ」としているからです。

スタバは早い段階で「口コミこそが最大の広告だ」ということに気づき、それ以来は広告を出していません。

CMを流す費用があるならば、それを店内環境の充実・従業員の増員、教育・新商品の開発の費用に当てようと。

充実した店内で、顧客と従業員の繋がりができ、コーヒーのいい香りが漂い、ニュースを読んだり、映画を観たりと特別な時間を過ごす。そしてそれを誰かに共有する。

現在はシールになってしまいましたが、以前は手書きでカップに絵を描いてくれる店員さんも居ましたよね。あれが嬉しくてSNSにアップしたり。

逆に新商品などは、SNSでアップしているのを見て知ることが多いです。

そのひとつひとつが、立派な広告になっているんですね。

値下げをしない

スタバが値下げしているところを見たことはありますか?

実は、かつて「お客様感謝デー」として20%OFFを行ったことがあるそうです。

それが失敗に終わったとか。

顧客は「スタバは値下げをする」と認識し、感謝デー前後の顧客が減り、当日は混雑で相次いでトラブルが発生。

またブランド性を下げてしまうということも考え、それ以降値下げを一切しない方針としました。

まとめ

いかがだったでしょうか。

利益よりも先に、顧客との関係性を作る方針。それが結果的に大きな利益を得ることになっています。

そして徹底したブランド性の構築。魅力的な企業であることには間違いありません。

最近ではマクドナルドでもカフェを展開していたりと、手軽で美味しいコーヒーを楽しめるカフェもかなり増えています。今後も競争は激しくなっていくでしょう。

これからも生き残っていけるのか。今後の期待も含め、投資をし続けたいと思います。

みつママ
みつママ

とても魅力のある企業ですね。ますますスタバが好きになり、新作を飲みたくなりました♡皆さんの参考になれば嬉しいです!

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