
子供の非常食ってどうしようか悩みますよね。月齢が進むにつれて大きさや硬さも変わってきますし、どれぐらい準備した方がいいのか・・・月齢ごとにまとめてみました!
何日分必要か
東京都の「妊産婦・乳幼児を守る災害対策ガイドライン」では最低3日間の備えが必要としています。
しかし、大人の非常食は最低7日間の備えがあると安心。と言われています。
なのでお子さんの備えも7日間分あれば安心できるかと思います。
赤ちゃんの非常食こそ備えるべき!
ミルクは作れる?
離乳食が無くても、ミルクさえ作れれば大丈夫でしょ!と考えがちですが、それが難しかったりします。
過去の避難所によるアンケートでは、
「ミルクを作るためのお湯が沸かせない」「哺乳瓶が洗えない」などの意見が。
上記のことを考えると、粉ミルクよりも液体ミルクの備えが必要かもしれません。
最近では、使い捨ての哺乳瓶・液体ミルクの缶をそのまま飲むことが出来るものアタッチメントもあります。
使い捨ての哺乳瓶が無くても、マグに慣れている場合は代用としてそちらも使用できます。
ですがこちらも洗う必要があるので、やはり使い捨てがあると安心です。
液体ミルクの温め方は?
液体ミルクは常温で飲ませることができます。ですが、問題は真冬!!かなり冷たいまま飲ませてしまうことになります。そういった場合は以下の方法があります。
・カイロ+タオルで温める ・脇に挟んで温める ・哺乳瓶ミルクウォーマーで温める
脇に挟んで温めるのは時間がかかりすぎます。現実的ではありませんね。
そして哺乳瓶ミルクウォーマーは充電が必要です。USBタイプのものがあるので、USBがつなげる電源が用意されている場合はいいかと思います。
コストもかからず用意できるのは「カイロ+タオル」哺乳瓶に巻き付けて温めます。ですが時間がかかることは頭に置いておいた方が良さそうです。人肌に温まるまで2時間近くかかるとか。
ミルク用のお水は必要?
普段は水道水で作っているミルクですが、災害時水道が出るかわかりません。そして災害時の水道水は安全なのか判断がつきにくく心配です。
そういった場合は、「軟水」を用意しておくと安心です。
赤ちゃんはお腹をこわしやすいです。硬水なのか、軟水なのかを見て用意してください!
赤ちゃんのミルクにも使えますと表記されて販売されているものもあります。しかも長期保存可能なので、赤ちゃん用だけでなく大人の分としても備えられますね。
表記がない場合は?
硬水・軟水の表記が無い場合があります。その場合は「硬度」をチェックしてください。硬度120mg/L以下のものを軟水、120mg/L以上のものを硬水と判断します。
ベビーフードは?
離乳食が始まると、離乳食の非常食も用意しておかなければなりません。
実際の災害現場では、そもそもベビーフードの配給が少なくなかなか手に入れることが出来ないという声もあったそうです。
ベビーフードは薬局などで気軽に手に入れることができ、災害時のことも考え普段から取り入れておくことも大切です。
また、メーカーで味付けも異なるので、お子さんが好むメーカーを見つけておいた方がいいです。
特にアレルギーがあるお子さんは要注意!配給されたベビーフードがアレルギー対応かどうかわかりません。自分で用意しておく必要があります。
大人で代用も可能
ベビーフード以外にも、ある程度の月齢になると大人用のもので代用することも出来ます。
10倍がゆ・7倍がゆじゃないと・・・という決まりはありません。「赤ちゃんが舌で潰せる柔らかさ」が大切なポイントです。
なので「大人用のおかゆ」でも大丈夫ですね!
いざとなった時の知識として頭に入れておいてください。
まとめ


いかがだったでしょうか。いつ災害が起きてもおかしくない世の中です。十分な備えで、安心した毎日を過ごしたいですね!